ベルヌーイ分布の計算:期待値(平均),分散,標準偏差の求め方【確率論】
ベルヌーイ分布の確率質量関数から,ベルヌーイ確率変数の期待値(平均),分散,標準偏差を計算する方法を示します.ベルヌーイ分布は1回のベルヌーイ試行が従う確率分布であり,試行回数n=1とした二項分布B(1,p)に一致します…
ベルヌーイ分布の確率質量関数から,ベルヌーイ確率変数の期待値(平均),分散,標準偏差を計算する方法を示します.ベルヌーイ分布は1回のベルヌーイ試行が従う確率分布であり,試行回数n=1とした二項分布B(1,p)に一致します…
二項分布B(n,p)の確率変数Xについて,試行回数nが十分大きいとき,Xは近似的に正規分布 Norm(np, np(1-p)) に従うことを示します.二項分布の正規分布近似は,二項分布の確率質量関数の期待値周りにおけるテ…
二項分布の確率質量関数から,二項確率変数の期待値(平均),分散,標準偏差を計算する方法を示します.一般に,離散確率変数の期待値は,確率質量関数とその引数の積の総和として定義されます. また,統計学における標本平均・標本分…
確率論と統計学は深く関係していると同時に,全く異なる方法論でもあります.関係性の深さゆえに「確率・統計」と併記されることも少なくありませんが,確率論と統計学はそれぞれ別の体系であるという視点も重要です.例えば,確率論にお…
指数分布に従う独立な確率変数の和はアーラン分布に従うこと,すなわちアーラン分布は指数分布の和の分布として導出されることを示します.指数分布およびアーラン分布は待ち行列理論において頻出します. 指数分布の和の分布はアーラン…
正規分布の確率密度関数から,正規確率変数の期待値(平均)・分散・標準偏差を計算する方法を示します.計算の過程ではガウス積分の公式を用います.一般に,連続確率変数の期待値は,確率密度関数とその引数の積を積分することにより得…
互いに独立な正規確率変数の和の分布が再び正規分布となること,すなわち正規分布が再生性を持つことを証明します.正規分布の畳み込み計算の詳細を示します. 正規分布の再生性(reproductive property of t…
ガウス積分の公式の導出方法を示します. より一般的な「指数部が多項式である場合」についても説明し,正規分布(ガウス分布)との関係を述べます. ヤコビアンを用いて2重積分の極座標変換をおこないます. ガウス積分は正規分布の…
確率分布の再生性とは,ある確率分布に従う確率変数X1とX2があったとき,その和Y:=X1+X2もまた元の確率分布に従う性質のことです.正規分布,ポアソン分布,アーラン分布,ガンマ分布などが再生性を持つ分布です. 確率分布…
ガンマ確率変数X1,X2の和Y:=X1+X2が再びガンマ分布に従うこと,すなわちガンマ分布が再生性を持つことを示します. ガンマ分布の再生性(reproducing property of the gamma distr…